介護での入浴介助はきついの?きついと感じる理由と対処法を解説

介護職の中で重要な業務の一つに、入浴介助があります。入浴介助は利用者の皆様にとって、身体を清潔に保つだけでなく、日頃の疲れを癒す大切な時間でもあります。しかし、この入浴介助は介護士にとっては「きつい」業務の一つとされることがあります。なぜなのでしょうか。

この記事では、介護士が入浴介助をきついと感じる理由と、その対処法について解説していきます。

目次

\ インストールから登録まで数分で完了! /

介護士が入浴介助がきついと感じる理由

入浴介助がきつい理由として以下の理由が上げられます。

  • 1人対応
  • 体力と気力が持たない
  • 入浴の時間が決まっている
  • 負担が大きい

この理由について、詳しく解説していきます。

施設によっては1人対応

施設によっては、一日の入浴介助を介護士1人で担当することがあります。一日の入浴していただく人数は、大体4人~6人程ですが、入浴の準備から浴後の居室、フロアへの誘導までを1人で担当しなければいけないため、大きな負担になります。

施設によって、入浴介助に当たる介護士の人数には違いがあるため最初に確認しておくと安心です。

入浴介助は体力と気力が必要

入浴介助は移乗・移動・着脱介助・バイタルチェック・入浴準備・浴後の清掃など、入浴以外での業務もこなさなければいけません。また、転倒や事故、急な体調不良などに細心の注意を払う必要もあるため、精神的に肉体的にも疲労が溜まってしまいます。体力と気力が十分であっても、きついと感じてしまいます。

決まった時間内に終わらせる必要がある

入浴介助に当てられている時間は決まっており、午前中の9時半(10時)から昼食前までに終了させるところが多いかと思います。施設では、4~6人前後、デイサービスでは数十人を時間内に終わらせる必要があります。時間がないからと言って、手を抜くわけには行かないため、気力・体力共に必要です。

利用者の方によっては、入浴拒否される方もおられますが、昼食の時間が決まっているため、時間内に終わらせる必要があります。

時間内に終わらせなければいけないというプレッシャーで心がきつくなってしまう事があります。

心身共に負担が大きい

入浴介助はフロアなどに比べ、転倒や事故などのリスクが大きくなります。そのため、常に安全確認をする必要があり、心身共に疲労困憊してしまいます。

入浴介助がきついと感じる時の対処法

入浴介助がきついと感じた時にはどのように対処すればいいのか。ここでは、入浴介助がきついと感じる時の対処法をご紹介します。

腰痛ベルトなどを使用し身体的負担を軽減

入浴介助では、中腰になることが多くあります。介護士はとくに腰に負担が掛かりやすいため、

腰痛ベルトなどを使用することで負担の軽減を図りましょう。

夏場はとくにこまめな水分補給

入浴介助は、暑さと湿気で体力が奪われます。とくに夏場の入浴介助は体力的にかなりの疲労が溜まります。その後の業務に支障が出ないように、入浴介助に当たる時にはこまめに水分補給を行ってください。

入浴介助が続かないようシフト相談

入浴介助が続くと、身体的にも肉体的にも疲労が溜まってしまいます。それが原因で、より入浴介助に対してきついと感じてしまい仕事へのモチベーションが下がってしまいます。

入浴介助が続けてシフトに入っている場合は、担当者に相談し、入浴介助が続かないようにしてもらいましょう。

入浴介助困難な利用者様は他の職員と連携・相談

入浴拒否をされる方や、暴言・暴力、寝たきりの方で1人での介助が困難な方の入浴介助にあたる場合は、普段から他の職員と情報共有市、困った時には助けてもらえるようにしておきましょう。日頃から職員全体で情報の共有をしておくことで、入浴介助が困難な利用者様への対応を連携して行うことができます。

ボディメカニクスで負担を軽減

ボディメカニクスは動作などで使う骨、関節、筋肉の動きに応じ、最小限の力で介護をするための力学原理を活用した技術です。ボディメカニクスを活用することで、介護士の身体への負担が軽減されます。

ボディメカニクスの基本8原則

  • 支持基底面積を適切な幅にする足を肩幅程に開き、床と足の接地面を広くすることで安定させます。
  • 重心を下げることで重心を安定させる膝や股関節を曲げることで、骨盤の位置を低くし、重心を安定させます。
  • 移動させるときは水平方向にする利用者様を移動させる時は腕の力で持ち上げるのではなく、水平に移動させる。
  • 利用者様と体を近づける介助する際は、利用者様に介助者の体を近づけることで重心を安定させます。
  • 利用者様の肘や膝を曲げることで体を小さくまとめる身体を捻らず、足先を利用者様の方へ向け、利用者様の体を小さくまとめてもらうことで力の分散がなくなり介助しやすくなります。
  • 介助は手前に引く動作を意識する押す力より、引く力の方が小さな力で介助ができるため、負担が少なくすみます。
  • 身体全体を利用することで、大きい筋肉を使う介助は腕の力だけではなく、腰や背中、足などの大きな筋肉を一緒に使う。
  • テコの原理を活用する支点・力点・作用点を意識することで小さな力で介助することができます。

入浴介助の無い介護職への転職

入浴介助がどうしても負担に感じる場合、入浴介助のない職場への転職や、早番・遅番などの入浴介助がない勤務形態への変更を検討してみてはいかがでしょうか。介護職は様々な時間帯での勤務形態がありますし、入浴介助の必要ない職場もあります。

どうしても入浴介助がきつくてしんどい場合は転職や勤務形態の変更がおすすめです。

入浴介助の負担が少ない介護職

介護職に入浴介助は必須ですが、その中でも比較的入浴介助の負担が少ない物もあります。ここでは、入浴介助がきついと感じている方のために、入浴介助の負担の少ない介護職をご紹介します。

介護度の低い方が多いデイサービス

比較的介護度の低い利用者様のみのデイサービスであれば、自立歩行の利用者様が多く、着脱や洗身など、ご自身でしていただけます。一日に入浴していただく人数は多くても、介護士の負担は大きく軽減されます。転倒などへの注意は必要ですが、精神的にも肉体的にも負担が少なくすみます。

入浴介助担当の職員がいる施設

施設やデイサービスによっては、入浴介助専門の職員がいる場合があります。入浴専門の介護士がいるだけで、他の業務も兼任している介護士の負担は大きく軽減されます。

早番・遅番・夜勤の専従勤務にする

施設で働きたいけど、どうしても入浴介助がきついと感じている場合は、早番や遅番、夜勤専従の職員になることで入浴介助はなくなります。

入浴介助がどうしてもきつい場合は、施設長に相談してみてはいかがでしょうか。

入浴介助の無い単発バイトなら「カイテク」で検索!

介護単発バイトアプリ「カイテク」は、介護関連の資格を保有している方限定で、介護の単発バイトを探すことができます。カイテクでは、一日だけ、数時間だけなどの介護職を数多く掲載しております。例えば、特別養護老人ホームで〇日の〇時間から〇時間まで、食事介助、レクリエーションの手伝い、排泄介助や、デイサービスで〇日に移動移乗介助、食事介助、排泄介助、レクリエーション手伝い、おやつ準備など、様々な職種や仕事内容で募集がされています。

カイテクでは、応募や給料受け取りもすべてアプリ上でできます。応募する際に、履歴書を描く必要もなく、面接も必要ありません。給料は最短で即日に受け取ることもできるため、安心してはたらくことができます。副業を探している方や単発で好きな時にだけ働きたい方まで、多くの介護士さんが利用されています。入浴介助がきついけど介護の仕事がしたい方は一度、カイテクで自分に合った仕事を探してみてはいかがでしょうか。

カイテクは面接なし・給与即金の介護単発バイトアプリです。

現在、100,000人以上の介護士、介護福祉士など介護の有資格者が登録

  • 面倒な手続き不要:面接・履歴書なし!
  • 給与は最短当日にGET:アプリで申請・口座に振込!
  • 転職にも利用できる:実際に働いて相性を確認!
  • 専門職としてスキルアップ:様々なサービス種類を経験!

\ インストールから登録まで数分で完了! /

\ インストールから登録まで数分で完了! /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

目次