新人看護師の方の大きな不安の1つに、独り立ちが挙げられるのではないでしょうか。新人看護師の方にとって、この独り立ちは最初の大きな目標の1つです。
周りの新人看護師と比べて、「自分は他の新人看護師より劣っているのではないか」と気になる方もいらっしゃいますが、看護師としての成長スピードは人それぞれです。現場に出ると、予想外の出来事や緊急事態に臨機応変に対応する能力も求められます。
新人看護師が独り立ち出来ない理由
新人看護師の方が独り立ちするまでは、必ず先輩看護師がフォローについてくれます。独り立ちすると、先輩からのフォローが外れ、1人で業務に対応することになります。何かあれば、自分でリーダーや看護師長などに相談する形になります。そんな責任を伴う独り立ちですが、なかなか先輩からの許可が下りず、独り立ち出来ないことがあります。
その理由とはどのようなことが考えられるのでしょうか?
ここでは、新人看護師の方が独り立ち出来ない理由を解説していきます。
知識や技術が不足している
新人看護師が独り立ちするためには、必要な知識と技術を習得していることが絶対条件です。アセスメントが出来ていない新人看護師は、患者さんの容態変化などに気付くことができず、初期対応が遅れてしまうことも考えられます。先輩看護師は、多くの新人看護師を見てきているので、常に勉強し、知識や技術を磨く努力をしている人や勉強を怠っている人を見抜きます。
先輩看護師が、独り立ちさせても大丈夫と思える知識と技術の習得をして下さい。
報告・連絡・相談(報連相)が出来ていない
看護師の仕事で大切なのは、報連相です。
看護師という仕事は患者さんの命に関わる、責任の重い重大な仕事です。小さなミスが、患者さんの命に関わる事故に繋がることもあります。
仕事の進捗状況や患者さんの状態の様子、変化や薬や検査などのスケジュール変更などは、先輩看護師に報告、連絡を怠らないようにしましょう。わからないことや不安なことなどは、怒られるからと自己判断せず、必ず相談するようにして下さい。
報連相が出来ていない新人看護師には独り立ちできません!
同じミスを繰り返す
看護師の仕事は、小さなミスも許されません。それは、患者さんの命に関わる仕事だからです。一度注意されたミスを何度も繰り返す人は、先輩看護師や医師、患者さんなどから信頼をされず、重大なミスを犯してしまうかもしれないと危惧されるため、独り立ちはできません。
優先順位を付けるのが苦手
看護師の仕事は、1人で複数人の患者さんを担当します。急変や緊急処置、入院、ケガなどの予定外の出来事が起こることがあります。そんな時、大切なのは優先順位を付けて対応することです。
また、自分の担当以外の患者さんが急変した時などにも、自分の担当業務を確認し、手伝うことが出来る状態であれば声を掛けることも大切です。病院勤務の場合、いつ何時どのような事態が起こるかわかりません。
どのような状況になっても、すぐに優先順位を付け、臨機応変に対応できる能力を身に着けてください。
1人で業務を回せない
新人看護師の方が受け持つ患者さんは、比較的、重症度が軽い方や負担の軽い方になります。
新人看護師の時代はみんな気持ちに良い余裕がなくなり、パニックになってしまうこともありますが、一日の流れを頭にしっかりと入れ、シフト変更などにも臨機応変に対応できるよう、落ち着いて業務に当たって下さい。
新人看護師が独り立ちに向けて実践すること
なかなか独り立ちが出来ないと悩んでいる新人看護師の方は、独り立ちに向けて、何をすればいいのでしょうか?
ここでは、新人看護師の方が独り立ちに向けて実践することを解説します。
個人目標を見直す
新人看護師として働き始めた時に、個人目標を立てられたかと思います。独り立ちを目前に控え、今一度、最初に立てた個人目標を見直してください。
現時点で、自分はどこまで目標に沿って技術項目や管理項目を達成できているのか?どの項目が苦手なのかを把握します。
苦手項目に関しては、何度も復習し、先輩看護師の方に助言を頂くようにして下さい。
1日のスケジュールを細かく先輩看護師に報告
1日の仕事の中で、自分はどのような業務をし、どのような流れで行動するのか、などのスケジュールを細かく先輩看護師に伝えるようにします。
1日のスケジュールを確認してもらうことで、指導や助言を貰えることもありますし、患者さんの急変などがあった際にも、新人看護師が今どこで何をしているのかを先輩看護師は把握することが出来るので、動きが取りやすくなります。一生懸命に努力する姿を見せることで、信頼関係も築くことができます。
知識や技術を磨き苦手を無くしていく
知識は勉強することで身につきますが、技術や処置に関しては経験を積むことで身につきます。技術や処置は事前にしっかりと事前学習し、手順や基礎をしっかりと身に着けて下さい。そのうえで、処置や技術の経験を積みたいことを伝えてください。
苦手な処置や技術が、基準値に達していれば独り立ち出来る日も近づきます。
報・連・相は確実に!
報告・連絡・相談は確実に正確に行う必要があります。どんな小さなことでも、報連相をしておくことが肝心です。
- 「先輩看護師が怖いから言えない」
- 「こんなこと相談したら怒られるかも」
と恐怖心から、報連相をしない方もいますが、これは絶対にやってはいけません。それが原因で、取り返しのつかない事態になってしまうこともあるからです。
医療はチームで仕事をしています!
報連相をしっかりと行うことで、チームでの連携を確実にし、より安全で安心な医療、看護の提供が出来るようになります。
新人看護師が独り立ちするためのポイント
新人看護師の方が独り立ちするためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、7つのポイントをご紹介します。
指導されてもネガティブにならない
新人看護師の間は大きなストレスとプレッシャーとの戦いになります。気持ちが安定しない状態では、指導されてもネガティブに受け止めることがありますが、指導をしてもらえるということは「期待を掛けてもらっている」と受け止め。ネガティブにならないようにして下さい。
他の新人看護師と自分を比較しない
他の新人看護師と自分を比べて落ち込んだりしてしまうこともあります。ですが、人によって理解や習得の早さには違いがあります。早く覚えることより、確実に覚える事を優先してください。
指導されたことはメモを取り、何度も復習する
先輩からの指導内容やアドバイスをメモしたり、しっかりとした知識や技術を身に着けることで、自信をもって業務に取り組めるようになります。
報連相は確実に行う
報告・連絡・相談は確実に行ってください。報連相は、患者さんの体調管理や業務遂行に必要なことです。
心配事や不安なことは先輩看護師に相談する
心配事や不安なことは、必ず先輩看護師に相談するようにして下さい。経験豊富な先輩看護師の方であれば、自分も新人の時に同じような経験をしていたり、悩みを抱えていたことがあるはずです。相談することによって、信頼関係も築くことが出来るので、心配事や不安なことはそのままmにせず、相談するようにして下さい。
苦手な技術や処置は、基礎や手順を確実に頭に入れておく
苦手な技術や処置は特に、しっかりと、確実に基礎や手順を頭に入れておいてください。苦手なことは、いつもより緊張してしまい、気持ちが沈んでしまう分、手元も危うくなります。ですが、基礎や手順を確実に頭に入れておくことで、「大丈夫」という自信が付きます。
休みの日など仕事を忘れる時間も作る
新人看護師の間は、不安や心配で仕事のことが頭から離れない状態になってしまいます。ですが、ずっと仕事のことを考えていてはストレスが溜まってしまいます。適度に息抜きをして、ストレスを上手に逃がす方法を覚えるようにして下さい。
看護単発バイトアプリ「カイテク」で状況判断する能力を養う
新人看護師の方が独り立ち出来ないのには、経験不足からくる緊張のせいで状況判断が出来ないことも1つの原因です。経験を積み、状況判断できる能力を身に着けるには、単発バイトがおすすめです。
カイテクは自分の働きたい日や時間で仕事を探すことが出来るので、勉強時間を削られる心配もなく、様々な医療・看護の経験を積むことが出来ます。
看護の仕事は、いかに早く適切な状況判断が出来るかで、その後の状況が大きく変わってくる仕事です。新人看護師の方が独り立ちするのに、遅い、早いはありません。自分のペースで、確実に仕事をこなせるようになることが肝心なので、焦らず、しっかりと知識や技術を自分の者にして下さい。
カイテクは面接なし・給与即金の看護単発バイトアプリです。
現在、100,000人以上の介護士、看護師など看護の有資格者が登録
- 面倒な手続き不要:面接・履歴書なし!
- 給与は最短当日にGET:アプリで申請・口座に振込!
- 転職にも利用できる:実際に働いて相性を確認!
- 専門職としてスキルアップ:様々なサービス種類を経験!
\ インストールから登録まで数分で完了! /