【看護師一年目の苦悩】勉強してないと困る理由と3つの対処法を紹介

看護師の国家試験に合格して、勉強から解放されたと喜んだ方も多いでしょう。しかし、看護師として働き始める一年目には、勉強をしないと困る場面が必ず訪れます。慣れない環境での業務に追われる日々の中、勉強時間を確保するのはとても難しいですね。

今回では、看護師の一年目で勉強をしないと困る点に焦点を当てて解説します。

勉強時間を作るコツやおすすめの勉強法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

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看護師一年目に勉強してないとどうなる?

看護師一年目は、職場に慣れるのに必死で忙しい毎日のなか、勉強がしたくてもできないこともあるでしょう。しかし、知識やスキルも未熟で学校では習っていないことへの対処もおこなわないといけないため、毎日ヘトヘトになることもしばしばあるのではないでしょうか。

ここでは、看護師一年目に勉強しないとどうなるのかについて詳しく解説します。

患者対応に戸惑う

患者さんは新人看護師でも一人の看護師として接します。病気できつい状態の患者さんを前に対応に戸惑うと患者の不安が増したり、不信感を抱くことにもつながります。

対応によっては、患者さんが不快に感じてクレームにつながることもあります。

処置に困る

スキル不足の一年目では、臨床経験が少ないため、処置で困ることも多いでしょう。おこなったことのない処置に遭遇することもあり時間もかかります。

復習などの勉強を怠ると処置中にフリーズしたり、ミスに発展することもあるため注意が必要になるでしょう。

先輩や上司から怒られる

新人看護師が勉強をしていない場合、ミスを起こし、先輩や上司から叱責されることもあるでしょう。看護師は命を扱う職業上、ミスなどから患者さんへの不利益に発展することもあります。インシデントなどのリスクを減らすため、新人看護師に厳しく指導される教育担当の方もいます。

勉強をしていないとそうしたリスクにつながる可能性が高まるため、厳しく対応されるようです。

参考:インシデント・医療事故の定義について

看護師一年目の勉強に関する悩み

「なんで勉強してないの?」といわれた経験がある方もいるのではないでしょうか。看護師一年目の方で勉強について悩まれる方は多いようです。

ここでは、勉強に関する悩みを3つ解説します。

仕事が忙しく勉強時間を確保できない

環境になれない一年目は業務だけで精一杯のこともあり、帰宅後はヘトヘトになって寝てしまうこともあります。休日も溜まった疲れを癒すだけで終わってしまうなんてこともあるでしょう。

時間の確保に悩まれる方は一年目の多くの方に共通した悩みであるため、ひとりだけではないようです。

何から勉強していいのか分からない

勉強をしようと思っても何から手をつけていいのか分からないこともあるでしょう。そうしたケースでは、勉強をやり始める前の準備段階でつまづいてしまい、効果のない勉強法に手をだしてしまうこともあります。勉強時間を確保しても理解できないと意味がありません。

周りの先輩や同僚に勉強法を聞くと始めの一歩を踏み出しやすいですよ。

勉強する教材が分からない

「どんな参考書を使えばいいの?」「おすすめの参考書が知りたい」と教材選びで悩むこともあるのではないでしょうか。

最近では、看護師一年目の方に向けた書籍も多いため、乗り越え方の部分で参考にされてみるのもひとつです。

看護師一年目におすすめの勉強法3選

看護師一年目の方は、勉強に関する悩みを抱えていることをお伝えしましたが、おすすめの3つの勉強法についてここではご紹介しますので参考になるものがありましたらぜひ実践してみてください。

毎日の業務復習を必ずおこなう

看護師一年目の業務は、覚えることも多く新たな知識やスキルを身につける大事な期間です。予習も大事ですが、教えられたことを復習することはもっと重要になります。教える側も何回も同じことを教えるのは気持ちがいいものではありません。

「教えたよね」を防ぐため、教えてもらった知識を定着させるために業務の復習は必ずおこなうことをお勧めします。

先輩看護師に相談する

プリセプターなどの教育担当の看護師に相談できる環境があれば疑問を投げかけてみましょう。プリセプターは経験豊富ですがその方にも新人の頃があります。

どのようなことで悩むのかを理解されているのでポイントをまとめて教えてくれると思います。

関連図を作成し根拠を明確にする

看護の現場では昔からの経験や慣習に従って、ケアが施されている場合もあります。そのようなケアでも十分ケアとして成り立ちますが、エビデンス(根拠)に基づくことでより効果的だといえます。

患者さんは、経験や勘だけではなく、より確実な根拠に基づいた治療、ケアが行なわれることを望んでいます。また、新人看護師の方で先輩から根拠を聞かれることは多いようです。「なぜ?なんのために?どうやって?それがわからなければやっちゃダメ!」となることもあります。「患者さんに聞かれたら、わかりませんじゃ通用しない」と叱責されることもあるでしょう。

答えられるように関連図を作成し根拠を明確にしておくと、全体像をつかみやすくなりますよ。

覚えることが多い看護師一年目の勉強時間を確保するコツ

看護師一年目は、「慣れない職場で気疲れする」「疲れて勉強する気力がない」などの理由で勉強時間を確保するのが難しい方も多いでしょう。ですが、勉強しないことで業務中の困った事態にも発展することがあるため、何とか勉強時間を確保したいところです。

ここでは、勉強時間を確保するコツについてご紹介します。

勉強時間を決めルーティン化する

勉強時間をあらかじめ決めておくと無理なくおこなうことができます。時間を決めないで勉強するとついだらだら過ごしてしまいがちです。

また、習慣化できるようにルール化し、ルーティンにすることが大事なポイントになります。お風呂に入るのと同じように「毎日おこなう」状態にすることで継続できるようになります。

できない日があっても落ち込まず、前向きに行動しましょう。

自宅以外で勉強する

自宅には誘惑がたくさんあります。「いざ勉強を始めたけど途中で違うことをしていた」なんてこともあるでしょう。そのため、誘惑に勝てない方は、自宅以外のカフェや図書館など静かで集中できる環境で勉強してみてはいかがでしょうか。

どうしても外出するのが難しい方は、勉強する際に、漫画やゲーム、スマホなど関係のないものを見えない場所に置くのも有効です。

集中力を維持するために勉強以外の物が視界に入らないように工夫してみましょう。

オンオフのメリハリをつける

勉強時間を確保することに重点を置きすぎて休息を疎かにしてしまうと業務にも支障がでてしまいます。プライベートと仕事のオンオフをきちんと切り替え、休む時は休むように心がけましょう。また、趣味や好きなことも大切にすることで、ストレスを溜め込まないようにするのも効果的です。

自分なりのストレス発散方法を見つけておくと勉強にも前向きに取り組めるようになりますよ。

看護師一年目を乗り越えた先

看護師一年目を乗り越えた先には、看護師としてひと回り成長し、スキルアップはもちろん、精神的にも余裕が生まれます。また、さらなるステップアップへ向けて行動できるようになるでしょう。

今度は同じ悩みを抱える一年目の看護師を導く先輩として指導していくことになります。

覚えることが多い一年目を乗り越えるには復習が鍵になる!

看護師一年目は慣れない環境のなか、覚えることも多いため、勉強について悩むこともあるでしょう。しかし、大変だからといって復習を疎かにすると先輩や上司に怒られたり、業務で困ることも出てきます。

勉強時間を確保するのが難しい方は、時間を決めるなど復習だけでも毎日おこないましょう。また、勉強をルール化しルーティンに組み込むと習慣になっていきますよ。

休息はきちんととりながら紹介した方法を実践し、大変といわれる看護師一年目を乗り越えましょう!

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この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

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