介護の夜勤専従がきついと言われる理由とは? 対策や解決策をご紹介

介護の夜勤専従に興味をお持ちではないでしょうか?

「夜勤専従の業務内容は大変だろうか?」「夜勤専従で働くメリットは何だろう?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。

今回では、夜勤専従が大変と言われる理由とその不安を解消するための解決策や注意点に触れた上で、大変さだけでない夜勤専従のメリットもご紹介します。

目次

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介護の夜勤専従の基礎知識

夜勤専従とは、その名の通り、夜間に専門的に勤務する働き方を指します。

事業所によって勤務時間は異なりますが、多くは夕方から翌日の朝までの時間帯に働きます。

介護の現場では、利用者の生活を24時間見守る必要があるため、1日を2交代もしくは3交代で担当します。2交代制は昼と夜の2つに分ける体制です。

1回の夜勤で2日分の勤務となるため体力的な負担が大きいですが、夜勤終了の翌日、通称「明け」は休みとなるため、休日が多く感じられるのが特長です。

3交代制は、2交代制に「準夜勤」という夕方から夜にかけての勤務を追加した体制です。これにより、勤務時間は2代制よりも短くなります。勤務時間が短いため、長時間の勤務が不安な方にはおすすめです。

夜勤専従の業務内容と勤務時間

夜勤と日勤では、業務内容や勤務時間が異なります。

夜間は、施設利用者の多くが眠っているため、入浴介助やレクレーションなど、大規模な業務は日勤が主に担当します。夜勤時の主な業務内容は、「食事介助」「服薬介助」「排泄介助」「安否確認・巡回」、「起床介助」などです。

2交代制夜勤の1日の流れ

16:00 出勤、業務の引継ぎ
17:00 夕食準備、服薬準備
18:00 食事介助、服薬介助
19:00 夕食下膳、片付け、口腔ケア(歯磨き)
20:00 トイレ誘導、おむつ交換
22:00 消灯時間、就寝確認
23:00~5:00 介護記録業務、巡回、休憩(仮眠)
5:00 起床介助、更衣介助
6:00 朝食準備、服薬準備
7:00 食事介助、服薬介助
8:00 朝食下膳、口腔ケア(歯磨き)、介護記録業務
9:00 申し送り、退勤

2交代制の場合の勤務時間は約16時間です。一方、3交代制では「準夜勤」が日勤と夜勤の間に入るため、勤務時間は約8時間となります。

夜勤回数

「夜勤の回数に上限はあるのか?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。

結論として、介護職の夜勤回数には特定の上限が定められていませんが、勝手に希望する回数だけ入るわけではありません。

多くの事業所では夜勤の翌日が休みとされるため、出勤回数は週に2~3回程度、夜勤回数は1ヵ月に10回程度となります。

2交代制では、勤務時間が16時間に及ぶ場合も多く、1回の夜勤で2日分として計算されるので、約10日分の勤務となります。

介護職の夜勤には「月に〇回まで」といった制限は設けられていないものの、「労働基準法」や「変形労働時間制」、「夜勤協定」といった法律や規定によって制約を受ける場合がありますので注意が必要です。

夜勤専従がきついと言われる3つの理由

日勤よりも勤務時間が長い

2交代制の場合、16時間ほどの勤務となります。これは、日勤の2倍、つまり1回の勤務で2日分を働くことに相当します。

肉体的な負担はもちろん、急なトラブルに対応しなければならない中での精神的な負担も大きいです。60歳代の方でも夜勤をされている方はいますが、肉体的には60歳代が限界と感じます。

70歳代の求人もありますが、肉体的な負担を考慮し、日勤の時間での短時間やパート・アルバイト勤務をおすすめします。

夜間に出勤する職員が少ない

昼間の日勤とは異なり、夜間の業務は最小限の人員で行います。このため、「急なアクシデントが発生した際の対応」などの不安が生まれます。また、利用者の生活リズムが昼夜逆転していることや、体調変化で業務が進まないことも。

状況が日々変わるので、その都度の対応能力が必要となります。

緊急時の対応を求められる

利用者の急変や災害時など、予期せぬ事態にも冷静に対応する判断力と行動力が必要です。夜間は職員の数が限られているため、緊急時の対応は特に負担が大きいです。このような状況がストレスの原因となることも。

緊急時のマニュアルを確認し、他の夜勤職員や上司との連携を日常的にとることが重要です。

負担を軽減するための対策

介護の夜勤専従はきついと言われる理由を説明しましたが、大変なことに対応するため対策についてご紹介します。

夜勤明けの次の日は休日にしてもらう

夜勤明けにしっかりと睡眠をとると、疲れが残っていることが意外と多いです。また、睡眠で1日が終わってしまうと、プライベートの時間が取れず、次の夜勤へのモチベーションが低下し、その影響が出る恐れもあります。

休日を利用して、自分の趣味や友人との時間を確保することは、心のリフレッシュに効果的です。

夜勤明けは疲れをとり、翌日はプライベートの時間を持つことで、辛さを乗り越えられるでしょう。

規則正しい食生活を心掛ける

夜勤は生活リズムが乱れやすいです。食事の摂取方法を見直すことで、体への負担を軽減することができます。忙しい時や疲れている時は、簡単な食事を選ぶことが多いです。

食事は生活リズムや体調の調整に重要ですので、暴飲暴食や偏った栄養バランスの食事は控えるよう心がけましょう。

時間がない方や自炊が得意でない方は、コンビニや弁当の「栄養成分表示」を参考にして、バランスの取れた食事を選ぶことをおすすめします。

不規則な食生活は、肌トラブルや生活習慣病のリスクを高めるので注意が必要です。

睡眠はしっかりとる

睡眠は疲れを癒す上で非常に大切です。昼夜逆転の生活で睡眠をおろそかにすると、生活リズムが乱れて、不眠症や自律神経失調症などの健康リスクが増加します。

夜勤明けや休日に十分な睡眠をとることはもちろん、夜勤前や休憩時にも仮眠をとることがおすすめです。

仮眠は体を休めるだけでなく、気分もリフレッシュします。約2時間が効果的な仮眠時間とされていますが、眠れない場合でも目を閉じることでリラックスする効果があります。

睡眠時間を確保し、健康を守る対策をすることで、夜勤中心の生活も継続していけるでしょう。

大変だけじゃない!夜勤専従で働く3つのメリット!

夜勤専従の働き方はきついと言われますが、デメリットだけではありません。夜勤手当や休みが多いというメリットもあるため、夜勤専従の働き方を検討する価値があります。

ここでは、夜勤専従で働くメリットを3つに分けてご紹介いたします。

夜勤手当がつくことで高収入を目指せる

夜勤専従の働き方は、日勤の介護士よりも夜勤手当がつくため、収入の増加が期待できます。

事業所によっては手当の金額が異なりますが、だいたい4,000円から8,000円程度が設定されているようです。日勤には夜勤手当が含まれないため、日勤だけに従事する介護士よりも高収入を目指すことができます。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によりますと、全体の平均給与額は31万7,540円でした。これは夜勤専従者の給与ではありませんが、夜勤専従の介護士は上記の金額以上の収入を目指せると考えられます。

施設の規模や種類によっても手当の金額が異なるため、高い夜勤手当を設定している事業所を選ぶことがおすすめです。

休みが多くプライベートが充実

2交代制の夜勤では、1日で2日分の仕事をしますが、夜勤明けの日とその翌日は休みとなり、連休のように感じられます。また、月に10回程度の出勤で、約20日間を勤務し、10日間を休むという日勤よりもお得感があります。

一方、3交代制では出勤回数が増えるため、夜勤明けの次の日も仕事となることがありますが、長時間労働がないため、肉体的な負担は軽減されます。自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

交代制よりも生活リズムを整えられる

夜勤専従ではなく、夜勤と日勤の両方をこなす方も多くいます。この働き方は生活リズムが乱れやすいデメリットがありますが、夜勤専従の働き方は夜間のみの勤務のため、生活リズムを整えやすく、体調管理もしやすいというメリットがあります。

夜も昼も働く環境では、勤務時間以上に過酷な生活になる可能性があるので、同じ時間帯に働けることで高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

介護の夜勤専従は確かにきついが収入アップを目指せる働き方

介護の夜勤専従がきつい理由をお伝えしましたが、休日が多く感じられるメリットや夜勤手当の収入アップなど、多くのメリットも存在します。

夜勤の働き方は確かに大変ですが、上記のポイントを参考に、夜勤専従での働き方に挑戦してみませんか?このためにおすすめするのが、介護単発バイトアプリ「カイテク」です。

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この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

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