介護福祉士の国家試験を受験を考えている方は、いつから勉強すれば良いか気になるかと思います。結論から言うと、半年以上前から始めるのが良いです。その理由は、介護福祉士に合格するには250時間程度勉強する必要があるからです。まずは1日15分程度から勉強を始めて、徐々に学習時間を確保して、国家試験対策を行いましょう。
介護福祉士の勉強はいつから始めるのが良い?
介護福祉士試験に合格するために、いつから勉強を始めれば良いかまとめました。
- 試験の半年以上前から始めるのが望ましい
- 合格に必要な勉強時間の目安は250時間
- 1日15分程度から始めよう
一つずつ解説します。
試験の半年以上前から始めるのが望ましい
介護福祉士の国家試験を受験しようと考えた場合、できるだけ早くから勉強を始めるのが良いでしょう。その理由は、働きながら勉強時間を確保するのが難しいためです。
- 実務経験3年以上 + 実務者研修
- 実務経験3年以上 + 介護職員基礎研修 + 喀痰吸引等研修
引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士試験
介護福祉士試験を受験するには、実務経験が3年以上必要です。3年以上職場で働いていると、委員会や居室担当などの仕事を任されているかと思います。働きながら介護福祉士試験の勉強時間をまとめて確保しづらいでしょう。
合格に必要な勉強時間の目安は250時間
介護福祉士試験に合格するには、勉強時間の目安が250時間といわれています。いつから勉強を始めるか考えたときの、学習スケジュールは以下の通りです。
- 1年以上前:1日15〜30分程度
- 半年以上前:1日30分〜1時間程度
- 3ヶ月前:1日2時間以上
250時間を目安に学習スケジュールを考えると、3ヶ月前は1日2時間以上勉強をしなくては到達できません。休みの日はある程度時間を確保できることを考えても、
最低でも半年以上前から介護福祉士試験の勉強を始めるのがおすすめです。
1日15分程度から始めよう
介護福祉士の国家試験の勉強をいつから始めようか考えている場合は、まずは1日15分程度から始めるのがおすすめです。その理由は、いきなり長時間勉強をすると、続かないことが多いからです。帰宅後に1〜2時間勉強時間を確保すると、他に何もできません。家事や育児をしているとなおさら難しいでしょう。
勉強するのに慣れるためにも、まずは1日15分程度から始めましょう。
介護福祉士に合格するためのおすすめの勉強方法
ここからは、介護福祉士に合格するための勉強方法を紹介します。
- 過去3年分の国家試験を解く
- 学校に通学して勉強する
- 通信講座で勉強する
介護福祉士試験の勉強をいつから始めるかわかっていても、正しい勉強方法をしないと合格できません。一つずつ紹介するので、自分自身にあった方法でコツコツと勉強してください。
過去3年分の国家試験を解く
まずは、介護福祉士国家試験の過去3年分の問題を解く方法です。介護福祉士国家試験は、過去問を解けば合格すると言われています。
- 介護福祉士国家試験を過去3年分用意する
- 問題を解く
- 解説を読む
- 解説を理解する
介護福祉士国家試験の過去3年分を最低3回以上、解説が理解できるまで勉強します。その中で、苦手分野があれば集中的に学習して、試験時間内に合格点を取れるようになれば、合格確率が高いです。
ただ暗記するだけでなく、解説を理解する必要があります。
学校に通学して勉強する
次に、学校に通学して勉強する方法です。介護福祉士国家試験の過去問を解いてみて、独学で合格するのが難しいと感じた場合は、学校に通学するのが良いでしょう。ただし、学校に通学するだけでは介護福祉士国家試験に合格できません。帰宅後も復習をして知識を定着させる必要があります。
通信講座で勉強する
最後に、通信講座を利用して勉強する方法です。近くに学校がなかったり、自宅で介護福祉士の勉強を行いたい方におすすめです。
例えば、ユーキャンの「介護福祉士講座」の内容を見てみましょう。
教材:メインテキスト6冊
副教材:実力アップ問題集、過去問題集、ガイドブック、添削関連書類など
添削:7回(修了課題1回を含む)
質問:あり(1日3問まで)
標準学習期間:6ヵ月
費用:一括払い49,800円
分割払い3,900円 × 13回
引用:ユーキャン 介護福祉士講座
介護福祉士国家試験の過去問を解いてみて、基礎から学びたいと感じた方におすすめです。介護職の実務経験があっても、範囲が広いためにわからない部分が多いです。そのようなときは、テキストや問題集を活用するのが良いでしょう。
介護福祉士に合格するための勉強スケジュール
ここからは、介護福祉士に合格するための勉強スケジュールを紹介します。
- 試験当日まで半年以上ある場合
- 試験当日まで半年以上ない場合
試験当日までの残りの日数で、スケジュールが異なります。
試験当日まで半年以上ある場合
介護福祉士国家試験まで半年以上ある場合は、ある程度ゆとりを持って勉強を進められます。例えば、休日にまとめて学習したい方のスケジュールは以下の通りです。
- 仕事の日:15分程度
- 休みの日:3時間程度
以上の時間を確保できれば、合格に必要な250時間を確保できます。例えば、休みの日は問題集を行い、仕事の日は介護の専門用語を覚えることに専念して知識を増やせます。また、試験科目は11科目群と多いですが、
1週間に1科目学習しても時間に余裕があります。
試験当日まで半年以上ない場合
介護福祉士試験当日まで半年ない場合は、仕事がある日も休みの日も勉強する時間が多く必要です。例えば、3ヶ月しかない場合は、最低でも以下の時間を確保しなくては合格する可能性が低いです。
- 仕事の日:1時間程度
- 休みの日:6時間程度
時間が限られている場合は、仕事がある日も勉強する時間を確保する必要があります。また、2ヶ月で11科目を勉強して、
残りの1ヶ月は問題集や模試をする時間を作れるように時間管理しましょう。
介護福祉士試験に独学で合格できる勉強方法
介護福祉士国家試験は、実務経験があれば独学で勉強して合格できます。
- 勉強スケジュールを決める
- 過去問を解いて解説を理解する
- テキストや問題集を購入する
以上の3つのポイントを参考にしてみてください。
勉強スケジュールを決める
まずは、勉強スケジュールを決める必要があります。学習期間は長い方が良いですが、短い場合でも250時間以上学習できるように計画してください。また、全ての科目を学習する時間を取り、苦手な分野は多くの時間を割きましょう。勉強スケジュールを立てる手順は、以下の通りです。
- 1日、1週間で進めたい勉強量を決める
- 1週間実践してみる
- 勉強スケジュールを改善する
他にも、勉強しない日や調整日を作って、一週間単位で調整できると良いです。無理な勉強スケジュールを作っても、働きながらこなすのは難しいです。
ゆとりを持って学習できるように計画しましょう。
過去問を解いて解説を理解する
介護福祉士国家試験は、過去問を解いて理解することが重要です。過去問を解くと、国家試験の傾向やどのような問題が出るのかなど、実際に感じることができます。そのため、まずは過去問を解いてから、補助的に使えるテキストや問題集を購入するのがおすすめです。
テキストや問題集を購入する
独学で介護福祉士試験の勉強をしていると、解説を読んでいても理解できないことがあります。そのときはテキストを活用してください。例えば、図や表が多く一目で理解しやすいテキストや国家試験の問題を詳しく解説しているものも良いです。
また、もっと問題を解きたい場合は、模擬問題集や一問一答などを購入してみるのも良いでしょう。多くの問題に触れると、試験当日に似たような問題が出るかもしれません。
介護福祉士の勉強はゆとりをもって始めよう!
介護福祉士試験の受験を考えている方は、いつから勉強を始めれば良いか、どのくらい勉強すれば受かるのか不安だと思います。介護福祉士の国家試験を受験しようと考えたときから、すぐに学習スケジュールを立てるのがおすすめです。時間にゆとりをもって勉強をはじめると焦らず、しっかりと知識を増やせます。