介護福祉士国家試験は、受験者の7割以上が合格していますが、中には10回以上も落ちた人もいます。その原因は、実務経験があるから勉強をしなくても合格できると考えていたり、学習時間が少なかったりなど対策ができていないためです。介護福祉士の資格に合格するとさまざまなメリットがあります。
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介護福祉士国家試験に10回落ちた人の特徴
介護福祉士国家試験に10回落ちた人の特徴は、以下の通りです。
- 学習時間が足りない人
- 本番に弱い人
- 試験に慣れていない人
- 勉強しなくても受かると思っている人
介護福祉士試験は、毎年7割以上の受験者が合格しています。
学習時間が足りない人
介護福祉士国家試験は、学習時間が不合格になる可能性が高いです。介護職員として経験がある場合も、試験内容を把握するのは難しいです。介護福祉士国家試験は、13科目あり各科目全てに正解をする必要があります。認知症や医療的なケアは実務経験があれば覚えやすいですが、介護保険制度や介護の歴史などは勉強しないと知識が定着しません。
介護福祉士国家試験を受験する予定の方は、学習スケジュールを立てて、しっかりと勉強しましょう。
本番に弱い人
社会人になると学生時代とは違い、試験の雰囲気を忘れてしまいます。そのため、久々の試験の雰囲気に緊張してしまい、問題が頭に入って来なかったり、焦りから簡単なことも忘れてしまったりなどのミスをしてしまいます。
模試では合格点に達していた方も、緊張から間違えて不合格になる方も多くいます。
試験に慣れていない人
介護福祉士国家試験の対策で勉強しているときは、時間配分を気にせず行えます。しかし、介護福祉士国家試験は、時間が決められていたり、マークシート形式であったりなどの特徴があります。
- 午前の部：10:00～11:40
- 午後の部：13:35～15:35
1問に使える時間は90秒程度しかないので、わからない問題をいつまでも考えていると時間が足りなくなります。
勉強しなくても受かると思っている人
介護経験がない場合は油断せずに学習しますが、介護経験がある人ほど、勉強しなくても受かるだろうと考えてしまいがちです。しかし、介護福祉士国家試験は、実務経験だけでは受かりません。専門的な知識が必要になり、関わりがない分野は勉強する必要があります。
勉強しなくても受かると思っている人は、一度過去問を解いてみるのが良いでしょう。
介護福祉士国家試験に10回落ちた人が合格する方法
ここからは、介護福祉士国家試験に10回落ちた人が合格する方法を紹介します。介護福祉士国家試験に合格する方法は、以下の通りです。
- 計画を立てて学習をする
- 3年分の過去問を解く
- 問題集やテキストを利用する
- スクールに通う
一つずつ解説します。
計画を立てて学習をする
まずは、介護福祉士国家試験を受験すると決めたときから試験日までの学習計画を立てましょう。介護福祉士に合格するには、250時間程度勉強をする時間が必要と言われています。1日15分程度しか時間を確保できないのであれば、半年以上の学習期間が必要です。
例えば、介護職員で働いている場合は仕事の日は、勉強する時間を多く取れませんし、家事や育児がある場合も日中時間を確保するのが難しいです。
最低250時間は勉強できるように、学習スケジュールを立てましょう。
3年分の過去問を解く
介護福祉士試験の対策をする上で、過去問を理解するだけで受かると言われているほど、過去問を解くのは重要です。学習する前に実力を把握するのにも利用できますし、どの程度、手が進んでいるのかを理解するのにも使えます。
特に、過去問を解いていくと介護福祉士国家試験の傾向を理解できます。おすすめの学習方法は、過去3年分の問題を集めて、一度解き、解説を読んで理解することです。
過去3年分を全て理解できるようになれば、介護福祉士国家試験に合格できるでしょう。
問題集やテキストを利用する
介護福祉士国家試験は、過去問を解いて理解できると合格できる可能性が高いですが、より理解をしたい人や過去問があわない場合は、別の問題集から始めるのも良いです。まずは、使いやすい問題集を利用して、知識を深めてから過去問を解くことで、正解できる問題が増えたり、苦手な分野の克服に繋がります。
また、過去問を解き終わったあとに、テキストで確認するのもおすすめです。テキストを活用すると、図解で解説しているのでわかりやすく、介護福祉士に合格したあとにも便利です。職場の勉強会の資料として使ったり、介護技術を復習したりなどができます。
スクールに通う
ここまで介護福祉士に合格するための独学の方法を紹介しました。しかし、学習を進める上で、独学をするのが苦手な人もいます。その場合は、スクールや講座を利用するのがおすすめです。
スクールに通うメリットは、介護福祉士の資格取得を目指す仲間を見つけられることや、モチベーションの維持、わからないことをすぐに質問できるなどがあります。特に介護福祉士国家試験に独学で10回落ちている方は、一度スクールの受講を検討してみるのが良いでしょう。
介護福祉士国家試験に受かる気がしない人へのアドバイス
最後に、介護福祉士試験に受かる気がしない人へアドバイスをします。
- 苦手な分野をなくす
- 解ける問題から先に解く
- 基礎から学び直す
介護福祉士国家試験を受験して、10回落ちていると諦めている方も多くいることでしょう。しかし、受験者の7割以上が合格しており、正しい学習方法で勉強すれば、必ず合格します。
これから紹介するアドバイスを参考にして、もう一度介護福祉士国家試験に挑戦しましょう。
苦手な分野をなくす
介護福祉士国家試験に合格するためには、苦手な分野をなくすことから始めてください。介護福祉士に合格するためには、全ての科目で正解する必要があります。そのため、全ての科目で正解するために、苦手な分野を失くさなくてはいけません。
他にも、苦手な分野を失くすメリットは、点数を伸ばしやすいことです。苦手分野で得点を増やせると、合格まであと数点足りなかった人は、合格圏内に入れます。得意な分野で点数を伸ばすのは難しいですが、苦手な分野は勉強すればするほど、結果がわかりやすいです。
解ける問題から先に解く
「解ける問題から先に解く」ことは、試験のテクニックです。これは、介護福祉士国家試験でも試験時間を確保するために有効な手段です。介護福祉士国家試験は、午前の部と午後の部でわかれており、試験時間が決められています。
試験時間を問題数125で割ると、1問を解くのに90秒程度使えます。苦手な問題は時間を多く使うために、先に解ける問題や得意な分野から解きましょう。
緊張がほぐれたり、自信を持てたりなど、気持ちを落ち着かせられます。
基礎から学び直す
介護福祉士国家試験は、試験の難易度や出題範囲は一定ではありません。毎回変動する確率が高く、前回出題されなかった問題も出ます。そのため、介護福祉士になるためには、基礎から学び直す必要があります。
すでに介護職員として働いていると、基礎から学び直す必要はないかと思いますが、介護の勉強をする上で、基礎を理解することは重要です。
基礎を理解していると応用問題が解けたり、仕事をする上でも役立ちます。
介護福祉士国家試験に合格できるような学習方法を考えよう！
介護福祉士に合格するためには、必要最低限の勉強時間が必要です。実務経験があるからと甘く見ないで、学習計画を立てて勉強しましょう。また、シフト制のため不規則な勤務が続く場合は、体調管理に気を付けることも重要です。試験本番に実力を発揮できるように、しっかりと準備を進めてください。
