施設で働く看護師の仕事内容は?体験談やメリット・デメリットも紹介!

「現在の職場では、体力的にきついですね!」「もう少しプライベートを充実させたいな」と将来に不安を抱き、転職を考えている看護師の方も多いのではないでしょうか? そして、職場の選択肢として介護施設の仕事に興味を持っている方も多いようです。しかし、「実際に働いているリアルな声が聞きたいな」と思っていても声を聞く機会もあまりありませんよね。

この記事では、介護施設で働く看護師について以下の内容で解説していきます。

  • 仕事内容
  • スケジュール
  • 介護施設について
  • 働く上でのメリット・デメリット
  • 体験談が見られるサイト

これらは転職活動する際の参考になるでしょう。転職してしまった後にイメージと違ったとならないように、最後までお読みください。

目次

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施設における看護師の役割とは?

施設における看護師の役割は、主に入居者や利用者の健康を守ることです。

仕事内容や一日のスケジュールはどのような内容なのでしょうか?

看護師の仕事内容や一日のスケジュール

介護施設での看護師の仕事内容は、以下の内容です。

  • 体温や血圧測定の健康管理
  • 経管栄養やインスリン注射、たん吸引などの医療行為

また、施設により介護士と連携し食事や入浴などを行います。医師が常駐していない施設もあるため、容体が急変した時は処置や救急隊員・医師への引き継ぎを行うなど、看護師が大きな役割を果たしています。

では、一日のスケジュールはどのようになっているのか、日勤でのスケジュールを紹介していきましょう。

8時~8時半 出勤し申し送り
9時~ 入居者のの健康チェック・医療処置・入浴がある場合は、その後の健康チェック
12時~食事の介助や経管栄養の準備、薬の管理など
13時~お昼休憩
14時~健康チェックと交流
15時~夕食の経管栄養の準備や夜間・翌日の準備
17時~17時半 申し送り後退勤

給与や休日は?

施設での勤務は、夜勤がある施設と日勤のみの施設とさまざまです。施設で働く看護師の年収は、300万~500万円程と幅があります。夜勤があるかないか、施設や地域によって年収に大きな差が出るようです。

たとえば、入所型の施設は、シフト制で休日や勤務時間も変わります。土日祝日や年末年始、GW、お盆休みなども関係なく出勤の場合が多いでしょう。そのため、夜勤手当などがつき、給料も上がる傾向があります。通所型の施設では、日勤のみの勤務が多くなります。日曜日や祝日は休みになりプライベートの予定も立てやすいですが、給料は低くなりそうです。

転職の際には、しっかりと求人内容をチェックした方がよさそうです。

介護施設の種類は何があるの?

介護施設は、どのような種類があるのでしょうか?
以下、5つの介護施設について解説していきます。

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • グループホーム

それぞれの特徴を理解し、参考にしていきましょう。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム(特養)は、要介護状態の高齢者が入居できる公的な介護保険施設です。社会福祉法人や市区町村による運営が多く、入居条件は施設によって異なりますが、以下の条件が基本となります。

  • 65歳以上の方
  • 要介護3以上の認定を受けている

サービス内容は、食事や入浴などの身体介護や日常生活支援といった介護サービスが中心です。そのため、高い医療ケアが必要な場面は少ないため、看護師を夜間に配置する義務はありません。施設により、夜間の医療ケアが必要な方は入居ができないケースもあるようです。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、高齢者の身体介護や日常生活支援が中心の施設です。有料老人ホームは、基本的に民間企業が運営しているため、価格も高くなり施設により金額の違いがあります。また、サービス内容や入居者の要介護度なども施設によって異なるため、日勤のみの勤務や24時間常駐など、勤務体制や仕事内容も施設によりさまざまです。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、要介護の認定を受けた方が在宅復帰を目指す施設でもあるため、介護だけでなく、リハビリも行います。医師の常駐が義務付けられ、リハビリスタッフの配置や看護師も24時間体制となります。施設の中では病院に近い位置となり、看護師の夜勤もあります。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、日常の生活を普段通りに行います。看護師の仕事は、利用者の安否確認や相談、一部の医療行為などです。看護師の常駐や訪問看護のみの施設など、施設により看護師の勤務方法はさまざまです。

グループホーム

グループホームは、認知症状のある要介護2以上の方で、自宅生活が難しい方の受け入れる施設です。看護師の業務は、点滴や胃ろう、経管栄養などです。看護師を配置する義務はありませんが、多くの施設が看護師を配置しています。

施設で看護師として働くメリット・デメリット

種類の多い介護施設は、看護師の勤務体系も施設により変わります。では、

介護施設で働くことによるメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

メリット

施設勤務でのメリットは、以下の点が考えられます。

  • 夜勤や残業がほとんどない
  • 病院勤務に比べ体力的な負担が少ない
  • 重い病気の方が少ないので、心理的負担も少ない
  • スキルや経験が少なくても働きやすい

多くの施設では、勤務時間内に業務を終えられます。そのため、残業は少なめ。夜勤のない介護施設も多いので、プライベートも充実し、子育てや介護を両立しやすい職場です。また業務は、入居者の健康管理や服薬などのサポートが中心となります。介護士と協力して身体介助を行う場合もありますが、病院勤務と比べると体力的や心理的に負担は少なくすみます。

経験の少ない看護師やブランクのある看護師、年齢の高い看護師も働きやすい職場と言えそうです。

デメリット

施設勤務でのデメリットは、以下の点があります。

  • 看護師の人数が少なくなる
  • 利用者や介護士とのコミュニケーションが重要
  • 収入が少ない
  • スキルアップが難しい

職場の看護師の人数が少ない介護施設では、少人数で業務を行う場合が多いです。1人で業務を行うこともあるため、緊急時に1人で対応しなければならない場合もあります。また、勤務時間内に看護師同士で相談する機会や交流が少ない反面、介護士や利用者さんとのコミュニケーションが重要に!

業務内容が異なることでお互い理解不足になってしまったり、利用者コミュニケーションに悩んでしまったりして働きにくいと感じる看護師もいるようです。そして、介護施設は残業や夜勤が少なく、高いスキルを必要としません。そのため、病院勤務に比べて給料が低くなる場合もあります。また、

毎日同じ仕事内容となるため新しい知識や技術は、勤務時間とは別に自主的に学ぶ必要があるでしょう。

施設で働く看護師の体験談を見られるサイトを3つ紹介

実際に働いている方や働いた経験のある方の体験談を参考にできれば、選択しやすいですよね。ここでは、介護施設や他の病院で働く看護師の体験談として、口コミが掲載されているサイトを3つ紹介します。

  • メディコ
  • ナース専科
  • ナスコミ

メディコ

現役の看護師や過去に勤めていた職場の体験談が投稿されています。会員登録は必要ですが、無料で病院の口コミや評価、働きがいのある病院ランキング、年収レポートなど知りたい情報が閲覧可能に!

メディコポイントという制度で、ポイントにより口コミやランキングの閲覧ができます。ポイントは、口コミを投稿したり、Web履歴書の登録で獲得できるため、お互いに知りたい情報を提供し合えるメリットがあります。

公式サイト:https://medi-co.jp/

ナース専科

ナース専科は、看護師や看護学生に向けた情報提供のサイトです。看護の知識や記事・掲示板・職場の口コミなど、豊富な情報が載っています。無料の会員登録をすることで、すべてのサービスを利用可能です。介護施設の情報は、現在は少ないようです。

公式サイト:https://nurse-senka.jp/

ナスコミ

ナスコミは、看護師や医療関係者が、実際に働いた病院や医療機関についての口コミ投稿サイトです。匿名で投稿できますが、個人情報などを登録して利用する必要があります。給料面や人間関係、労働条件など、実際に働いてみないとわからない情報が投稿されているので、転職を考えている看護師にとって貴重な情報源となっています。

公式サイト:https://ns-com.net/

仕事内容や体験談から将来のキャリアを考えよう!

介護施設で働く看護師について仕事内容や給与面、メリット、デメリットを見ていきました。介護施設はさまざまな種類があり、施設により看護師の待遇も変わります。今回解説した内容を参考にしながら、体験談の閲覧ができるサイトを利用して、自分に合う職場選びをしていってくださいね!

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この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

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