看護師の方の中には、プライベートで「お仕事は看護師さんですか?」と職業を当てられた経験がある方も多いのではないでしょうか。
聞き上手で、コミュニケーション能力に長けている看護師は、その優しさから職業を見抜かれることもあります。しかし、自身が看護師であることを他人に知られたくない方もいるでしょう。
看護師は見た目でわかるのか?特徴を解説
看護師で働いていると、患者さんの家族や受診される方で「この人は看護師っぽいな」と思った経験がある方も多いのではないでしょうか。
看護師が見た目で分かる原因にはいったいどのような理由があるのでしょうか?
こちらでは看護師が見た目で分かる理由を看護師の特徴をもとにご紹介します。
コミュニケーション能力が高い
日頃から患者さんやご家族と接する機会が多い看護師はコミュニケーション能力に磨きがかかっています。プライベートでも持ち前のコミュニケーションスキルを存分に発揮して誰とでも打ち解け、気軽に話せる関係性を築いているのではないでしょうか。
高いコミュニケーション能力が看護師ではないかと推測される原因のひとつにあるでしょう。
気配りができる
看護ケアを通じて患者に寄り添ったサービスを提供しているため、周りへの気配りができるのも看護師の魅力でしょう。看護のお仕事は治療の同意を得るために相手との信頼関係を構築しなければならなりません。
些細な状態変化を見逃さず適切なケアを実現するために働いているため、気配りができる点も看護師の特徴といえるでしょう。
話を聞いてくれる
看護の現場では、相手の話に耳を傾ける傾聴の姿勢が大事になります。時には共感し相手の立場になり受容する姿勢が白衣の天使と呼ばれる由縁かもしれませんね。人には承認欲求というものがあり、社会生活の中で他人から認められたい、理解してもらいたいといった欲求を子供から大人まで誰でも持ち合わせています。
聞き上手の一面が白衣の天使とリンクしてこの人看護師さんかなと思われるのかもしれません。
清潔感があり笑顔が素敵
看護師の職業上、感染リスクや患者さんを傷つけないためにネイルやアクセサリーなどを禁止している病院や施設も多く清潔感を大事にされているのではないでしょうか。
人と接する場面では、安心感や信頼感を獲得するためにも笑顔は基本です。
入院している患者や病院受診される方は体調が万全ではないため、不安を取り除くためにも笑顔で接する機会が多い看護師さんは、仕事以外でも笑顔が素敵で病院で接してもらった感覚に似たものを感じとってしまうのではないでしょうか。
仕事以外で看護師だとバレるタイミング
プライベートで看護師であることがバレるタイミングにはどのような場合があるのででしょう。ここでは、看護師さんと特定されてしまう場面をいくつかご紹介します。
病院受診の際に医療用語を使った時
病院受診の際に医療用語や略語を多用すると看護師であることが分かってしまうようです。
医療用語とは、専門的な用語が多く用いられます。たとえば、Demenz(デメンツ)=認知症のように医療従事者にしかわからない言葉であったり、糖尿病についての薬(スルホニル尿素薬)について「SU」を使っているけど効果がでなくて…といったように略語もバレます。
看護師と特定されたくない場合には、一般の方は、使わない略語や医療用語を使用しないように注意が必要になります。
BLS講習を受けた時
子供の学校や保育園など、職場以外の場所でBLS(基礎的生命支援)講習を受けることがあるかもしれません。
BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことを指します。一般の方は、胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの操作方法などをおこなう機会が多くありません。通常どのようにすればよいのかわからず、動きもぎこちないです。
看護師はBLSの知識も豊富で周りとの違いが明確になるため、看護師と分かってしまうきっかけになるでしょう。
参考:BLSとは?
仕事以外で応急手当などをおこなった時
応急手当をおこなう機会があった際にも手際の良さから看護師と特定されることがあるでしょう。「包帯の巻き方がきれい」「適切な順序でスムーズ」など一般の方では動揺する場面でも落ち着いて応急処置ができるのではないでしょうか。
処置をおこなう看護師さんの姿はとても頼りがいがあり、周りからも尊敬されるでしょう。
爪などの外見で分かることも
看護師は感染予防の観点から、ネイルやアクセサリーなどを職場でできません。また、清潔感が職場では求められるため、プライベートでも清潔感をもって生活される方も多いでしょう。
手洗いをこまめにおこなっていたり清潔に整った爪などから看護師であることを特定されることもあるのではないでしょうか。
看護師で職業を言いたくない理由とは?
看護師の方で職業を言いたくないない方は多いようです。
相手に看護師とバレた場合にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
以下で詳しくお伝えしします。
同業だと思われると相手がやりづらそう
もし、病院受診の際に看護師であることが分かった場合には、どのようなことが想定されるでしょうか。同じ職種が相手だと、緊張してしまい、やりづらくなるでしょう。
一般の方では気づかないことも同業だと気づくなど相手への配慮も含めて言いたくないとの意見があるようです。
頼られてしまうから
看護師は医療に通じているため、何かあった際に相談されるなどプライベートでも看護師として頼られる傾向にあります。そのため、休日まで気を張っていないといけず休日まで看護のことを考えたくない方、仕事と休みを切り離したい方は看護師であることを隠したいのではないでしょうか。
看護師だからと必要な説明を省略されそうだから
家族や自分の病院受診の際に医師からの説明などを受ける際、医療従事者であるという理由から説明が省略されるのではないかといった不安の声があるようです。
自分や大事な家族の病気やケガに関してきちんと説明して欲しいと思うのは看護師でも同じであるといえるでしょう。
仕事以外で看護師とバレないようにする対処法
仕事以外では看護師でいたくないと思う方もいるでしょう。ここでは、看護師とバレないようにする方法についてご紹介します。
医療用語を使用しない
看護師と特定される理由の多くは、医療用語を多く使用することではないでしょうか。通常、接点がない方との会話でお仕事を特定するのはよほどの観察力がなければできません。しかし、同業者が多い病院などで医療用語を多く使用していると、「この人看護業界に詳しいな」→「医療従事者かな?」→「この人看護師だ!」と分かってしまいます。
医療用語を用いると看護師であることがバレやすいため、極力使用しないようにするとよいでしょう。
仕事とプライベートをきちんと分ける
プライベートで仕事の話をされる方も多いでしょう。しかし、話を聞かれた場合には間違いなく看護師と特定されます。プライベートでは仕事の話をしないように気をつけると仕事とプライベートのメリハリをつけることができます。ですが、ストレスが溜まって仕事の話をどうしてもしたい場合もあるでしょう。
信頼できる身近な人にだけ話すようにしましょう。
職業を聞かれたらおおまかに伝える
プライベートで職業を聞かれる機会もあるでしょう。職業を聞かれた場合、「会社員」と答えるとはぐらかすことができますが、人によってより詳細に聞いてくる方もいるでしょう。その場合は、医療従事者であることはわかってしまいますが「医療業界」など大まかに伝えることも効果的でしょう。
医療業界で働く方には、事務や理学療法士、放射線技師などさまざまな資格や部署があるため看護師であることは隠すことができます。
看護師であることを隠したい場合には、大まかに話す、質問を質問で返すなど工夫を凝らすことで嘘をつかずに対処できるでしょう。
看護師の清潔感や些細な気配りは周りを引きつける!
看護師は見た目で分かることも少なからずありますが、医療用語などを使用してしまった際に同業の方に看護師であることがバレやすいようです。
気配りができ、笑顔の素敵な看護師は、とても魅力あふれるお仕事で周りからも頼りにされやすいのではないでしょうか。プライベートで看護師であることを隠したい方は、今回お伝えした対処法を実践すると周りに気付かれないようになります。
ライフワークバランスを大切にしプライベートではゆっくり休めるようバレない方法を実践してみてください。