現在、日本は「超高齢社会」となっており、今後も高齢率は上昇していくと予想されます。それに伴い、介護施設や事業所の数も年々増加しています。このため、介護職員の需要も高まっています。
介護職は定年まで働くことができる安定した職種であるため、他職種からの転職希望者も多いです。しかし、一部で「介護職は問題のある人ばかり」との声を耳にすることもあり、不安に思う方もいるかもしれません。
クズと呼ばれる介護士の特徴
介護士として働いている方の多くは、誇りを持ち、仕事や利用者の方々に対して誠実に向き合って働いています。
ですが、中には「クズ」と呼ばれてしまう行動を取る介護士が存在します。
ここでは「クズ」と呼ばれる介護士の特徴をご紹介します。
利用者や職員に対して横柄な態度を取る
介護士の中には、長く勤務しているからと自分が偉くなったように勘違いしてしまう人も存在します。命令口調で話をしたり、挨拶をしなかったり、仕事を頼むときに言葉ではなく、指さしや顔を動かして指示してくるなど、横柄な態度で接してきます。
施設での介護業務は、一人でできる仕事ではありません。他の介護職員やその他の業務をしてくれる職員がいてくれるおかげで一日の業務がこなせるのです。利用者の方に対しても、「お世話をしてあげている」という間違った認識で仕事をしているので、威圧的で横柄な態度を取る介護士がいます。ですが、介護は利用者の方の「お世話をしている」のではなく、最後まで自立した生活を送るための「サポート」をするのが仕事です。
人が見ていない時はいい加減な仕事をする
介護の仕事は、入浴介助やオムツ交換など1人でこなさなければいけない業務もあり、他の職員の目がないからと、いい加減な仕事をする介護士がいます。ですがオムツ交換などは特に、介護士によって仕事の仕方や技術の差がはっきりと現れる業務です。
オムツの付け方や更衣の仕方、入浴後の利用者の方の状態などで「これは〇〇さんが担当したな」とわかるので、いい加減な仕事をしている職員はすぐにわかります。
口ばかりで技術がない
長く務めている介護士の方の中には、新しく入ってきた職員に対して威圧的に指示をしたり、仕事の仕方に対して自分とはやり方が違うと細かく指摘してくる人もいます。
職場環境の整っていない施設では、人が育つ前に職員が辞めてしまうので、技術の伴っていない職員が指導にあたることになります。そんな環境に長くいると、それが当たり前になってしまい、口ばかりで技術の伴わない職員が育ってしまい悪循環になってしまいます。
報連相ができない
介護業界だけでなく、仕事には報告・連絡・相談の3つがとても重要になってきます。特に介護職では、高齢者の方や障がいをお持ちの方へのサポートが主な業務なので、いつ何が起きるかわかりません。
人の命に関わる重要な仕事なので、利用者の方の状態や薬の変更など、いつもと違う介助を必要とする時もしくは必要になるかもしれない時などはとくに報連相が重要なポイントになります。
人の話を聞かない
介護職では職員同士の業務の共有が大切になってきます。ですが中には、自分の仕事の仕方のみが正しいと思い込み、他の職員のアドバイスや利用者の方の共有情報などを全く聞かない人がいます。
自分勝手で自分本位な仕事をしていると、利用者の方だけでなく、いっしょに働く職員やケアマネージャーなど様々な人に迷惑をかけることになってしまいます。
介護職でクズばかり集まる施設の特徴
介護職は施設によって雰囲気や環境が全く違います。仕事の出来ない介護職員が集まる施設には、それなりの特徴があります。ここでは、クズばかりが集まってしまう介護施設の特徴を解説します。
教育体制が機能していない
新人教育や介助などの研修が整っていない職場では、介護士が育たず技術向上も望めません。
サービス残業が当たり前になっている
残業が必要になった場合、施設側では残業代を支給しなければいけません。
施設側が職員の意見を聞かない
現場で働いている介護職員が一番利用者の方の状態や施設の設備やシフト、職員の勤務態度など理解しています。
常に人手不足
常に人手不足の施設では、新しく入った職員がすぐに辞めてしまう理由があります。その理由は様々ですが、辞めるにはそれなりの原因をその施設が改善出来ずにいるということです。
クズばかりの職場に入職してしまった時の対処法
せっかく就職したのに職場の環境が最悪だった場合はどのように対応すればいいのでしょうか?
ここでは、3つの項目に絞って対応策を解説します。
施設に改善要求を申し入れる
介護施設の管理者などは、介護現場の一部分しか目にしていないため、本当の現場での状態を把握していない可能性があります。
まずは、施設側に改善してもらいたいことや、虐待や業務態度の悪い職員の対応など、施設側に相談して下さい。
その際、介護現場のどのような部分をどのように改善してほしいのか、虐待や業務態度の悪い職員に関しては、いつどこで誰に対してどのような行為や言動を行ったのかを詳しく書面にすることで、施設側も把握しやすくなり、自分の思いもしっかりと伝えることが出来ます。
役所や労基に相談する
サービス残業やパワハラ、虐待など、早急に改善しなければいけない案件であっても施設側が話を聞いてくれない場合や改善策を検討してくれない場合、また、もみ消そうとする場合などは役所の福祉課や労働基準監督署に相談をすることをおすすめします。
改善しない場合は転職を検討する
施設側に申し入れても全く改善されない場合は転職をおすすめします。施設側が職場環境改善に取り組む意思のない場合、何を言っても無駄です。
改善する兆候がない場合は、自分のためにも早めに決断する方が得策です。
働きやすい介護施設の特徴
施設によって働きやすさは全く違ってきます。働きやすい施設は、職場環境が整えられています。ここでは、働きやすい施設の特徴を解説していきます。
教育や研修が充実している
介護業務が初めての方にとっては、最初の研修や教育で基礎を学び、働く中で利用者の方に合わせた介助の仕方を学んでいきます。同じ介助でも介助方法の違いで自分の体へ負担も大きく変わってきます。
定期的に研修を行っている施設では、知識や技術の向上が見られ、職員が無理なく働ける環境が整っています。
人間関係が良好
職場環境が整っていると、人間関係も良好で、新しい職員への教育や研修も充実しているため、良い人材が育ちます。
人間関係が良好な施設は、人が辞めることも少ないのでシフトにも余裕があり、残業や休日返上などもないため、心身ともに健康な状態で働けます。
施設が現場の声を聞いてくれる
介護現場の声を聞いてくれる施設は、利用者の方が安全で安心な生活を送る環境を整えているだけでなく、職員が働きやすい環境も整えてくれます。
介護士が元気でやりがいを持って働ける環境が整っていることでサービスの質も上がり、良い人材が長く務める施設となります。
申し送りやミーティングが定期的にある
介護職は交代制のシフト勤務です。勤務交代の時にしっかりとした申し送りをすることは、利用者の方の安全にも関わる大切なものです。施設によっては一ケ月に一回ほど、介護士や看護師など様々な職種が集まりミーティングをします。
ミーティングを行うことで、より適切な介助を行うことができ、職員全体で現状を把握することになり、事故の減少や緊急時の適切な対応に繋がります。
良い職場を見極めるために必要なこと
職場環境の整えられていない職場で働くのは心身ともに消耗してしまいます。介護現場では特に、介護士の心身の健康が利用者の方々への接し方や業務に大きく関わってきます。良い職場を見極めるためには、多くの施設を経験することが一番です。様々な施設を経験することで、良い所も悪い所も見えてきます。
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