男性看護師はやめとけ?気になる理由と3つのキャリアアップ法

看護師といえば、女性の職場というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、看護師を目指す男性は年々増えてきており、もはや女性だけの仕事ではありません。

それにも関わらず、働く方の多くは女性で構成されており、看護業界はまだまだ女性社会であると感じる人もいます。その中で、「男性看護師はやめた方がいい」という意見も散見されます。

今回では、男性看護師としてのデメリットやその背景だけでなく、男性看護師だからこそ得られるメリットについてもご紹介します。

目次

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なぜ男性看護師はやめた方がいいと言われるのか?

男性で看護師を目指す方は年々増えており、ニーズの高まりを感じる一方で、「男性看護師はやめとけ」といった意見を耳にすることもあります。なぜ男性看護師はやめとけと言われるのか、気になる理由を解説します。

他業種より低い看護師の年収

男性看護師で働く際に収入面を重視する方も多いでしょう。

厚生労働省や国税庁のデータから、一般男性や女性看護師と比較した収入は以下になります。

  • 男性看護師:月収:34万9,300円 平均年収:約505万円
  • 女性看護師:月収:33万7,000円 平均年収:約490万円
  • 一般男性 :月収:38万3,300円 平均年収:約545万円

女性看護師との比較では、男性看護師の給与は若干高い傾向にあります。この理由として、出産や育児などライフスタイルの変更に伴う収入減少が影響していると考えられます。しかし、一般男性との比較では注意が必要ですが、40万円もの差が出てしまい、男性看護師の給与は他の業種に比べて低い傾向にあるようです。

参考:令和2年賃金構造統計基本統計調査
参考:国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査結果について

女性社会に馴染むのが難しい

女性看護師との関係に関しての調査では、苦慮された経験がある方は42.8%と、半数近くの方が対応に苦慮された経験があります。内容としては「女性の話題に入れない」「女性と男性の考え方の違いから意見が合わない」など、女性割合が多い看護職ならではの意見が見受けられ、対応に悩む方は多いようです。

参考:男性看護師に関する調査結果報告書

3交代制など不規則な勤務が大変

看護師の仕事は、24時間365日患者へのケアを行うため、交代制を取り入れて1日の業務を回しています。そのため、勤務シフトが不規則になりやすく、体力も必要です。特に夜勤と日勤を月に何度も繰り返す働き方は、昼夜逆転や不眠に陥りやすく、体調を崩しやすいため、大変な仕事だと言われるのでしょう。

看護師の男女比とは?

厚生労働省の「令和2年衛生行政報告例」によると看護師の男女比は以下になります。

  • 全体 :1,280,911 人(男 :104,365 人、女: 1,176,546 人)
  • 割合:男性8% 女性:92%

平成30年に比べ、全体では62,305人(5.1%)増加していますが、男性看護師だけで見ると9,210人(9.7%)の増加率となっており、統計の推移は右肩上がりの傾向です。

参考:厚生労働省「令和2衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

男性看護師が多い職場

病院の診療科による違いにより、男性が活躍しやすい職場があるのをご存じでしょうか。救急患者や力強く抵抗される患者への対応に、男性看護師は重宝されます。以下に、男性看護師が活躍する職場をご紹介いたします。

  • 精神科
    • 医療保護入院や措置入院にも対応する精神科では、暴力行為などにも遭遇することがあります。男性患者の力強い行動を制止するため、男性看護師は最も必要とされる職場のひとつです。
  • ICU、HCU、救急外来
    • 重い機材を運んだり、長時間の手術への対応や夜勤など、体力が求められるため、需要が比較的高くなります。
  • 規模の大きい病院
    • 大学病院や総合病院などは規模が大きく、さまざまな診療科があることから、男性看護師も比較的多いようです。

男性看護師を目指す3つのメリット

これまで、「男性看護師になるのはやめておけ」と言われる理由についてお伝えしましたが、男性看護師を目指す方は年々増えています。看護師を目指す理由について、3つのメリットに分けてご紹介いたします。

有効求人倍率が高い

厚生労働省の調べでは、令和4年度平均の有効求人倍率は1.31倍です。一方、看護師の有効求人倍率は「日本看護協会 2021(令和3)年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」によると、1.33倍になりました。

一見すると変わらないように思いますが、新型コロナウイルスの影響で減少しています。過去のデータを見ると、2016年以降、看護師の求人倍率は2倍を超える数値で推移していました。

5類感染症移行に伴い、経済活動も正常化しつつあるため、求人数も回復すると予測されます。

参考:一般職業紹介状況(令和5年3月分及び令和4年度分)について
参考:看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書(2021年度)

どんな場所でも働ける

2025年問題をご存じでしょうか。人口構造の変化により、2025年には国民の3人に1人が65歳以上になる超高齢化社会を迎えます。

労働人口の減少は、医療業界では特に問題となっていますが、医療を必要とする方は増加の傾向にあります。そうした状況を受け、看護師が求められる職場は、病院に限らず介護施設などでも増えており、地方から都市部まで、さまざまな場所で必要とされています。

地方移住がトレンドとなる昨今、看護師であれば、どんな場所でも働けることから、安定した雇用を体感できるでしょう。

参考:「令和4年版高齢社会白書」(外部リンク/PDF)

出会いが多い

上述した割合を見ると、女性が多い職場環境であるため、通常の職場に比べて出会いが多いのも魅力ではないでしょうか。職場恋愛に発展し、結婚される方もいます。正確なデータではありませんが、男性看護師の結婚率は75%にも及ぶと言われています。

総務省統計局の調査では、15歳以上人口の配偶関係を見ると、有配偶率は男性が60.8%になり、比較すると、男性看護師の結婚率は高い傾向にあるでしょう。

参考: 配偶関係 – 総務省統計局

男性看護師が必要とされる理由

男性看護師は「やめとけ」と言われる一方で、男性看護師を求める企業も存在します。ここでは、企業が男性看護師を必要とする理由について解説いたします。

職場の雰囲気をよくするため

男性が職場にいることで、女性ならではの派閥作りや密着した人間関係が改善した事例もあるようです。そのため、環境改善に向けて男性看護師を積極的に採用する企業も存在します。

職場環境を整備する目的で男性看護師が必要とされる場合もあります。

力仕事が多い看護業界では重宝される

入浴介助や体位交換など、患者の体重を支える場面が多い看護業界では、重労働の業務を担うことができる男性は重宝されます。看護業務では、さまざまな患者への対応が求められます。女性の力では難しい場面も、男性ならば対応できます。

男性看護師だからこそ必要な現場も存在するため、「なくてはならない存在」になることもあります。

男性看護師のあるある

ここでは、女性看護師とは違い、看護業界でまだ少数しかいない男性看護師だからこそ感じるあるあるをご紹介いたします。

同じ男性看護師との仲間意識が芽生える

看護師の男女比は、9割近くが女性です。男性看護師は1割しかおらず、圧倒的に少ないですが、そのため男性看護師同士で仲間意識が芽生え、意気投合しやすいのではないでしょうか。

共通の悩みを抱え、業務にあたることで、良好な人間関係が築けます。

女性患者から担当変更をお願いされることがある

女性患者へのケアを行う場合、患者が恥ずかしいと感じてしまい、担当変更を余儀なくされることもあります。患者の気持ちを考えると、仕方がないのですが、女性看護師に業務をお願いせざるを得ないことで、一人前になれていないと思い込む方もいるようです。また、異性に対しての業務は、同姓に比べて気を使うとの意見も耳にします。

男性看護師がキャリアアップを目指す3つの方法

男性看護師がキャリアアップを目指す場合、どのような手法が効果的でしょうか。ここでは収入アップにつながる方法を3つに分けてご紹介します。

看護師長などの管理職を目指す

管理職である看護師長への昇進によって収入アップを期待できます。

日本看護協会が調査した「2021 年看護職員実態調査」によると、フルタイム勤務の非管理職(看護師)・中間管理職(主任以上)・管理職(部長以上)についての税込給与総額の平均は、以下になります。

  • 非管理職:税込給与総額35万6,163円
  • 中間管理職:43万4,895円
  • 管理職:48万1,809円

次に日本看護協会の「2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」より管理職の年収をご紹介します。

  • 中間管理職(主任以上): 6,43万8,178円
  • 管理職(部長以上):7,19万3,631 円

上述した男性看護師の年収額より大幅な年収の増加を見込めます。
管理職への道のりは決して簡単ではありませんが目指す価値はあるのではないでしょうか。

参考:2021 年 看護職員実態調査
参考:2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書

夜勤専従で手当を狙う

男性看護師で夜勤専従をおこなう方は多いようです。夜間帯の勤務では夜勤手当が付くため高収入を目指せます。

日本看護協会の2020年病院看護実態調査によると夜勤手当の平均は以下になるようです。

  • 三交代制:準夜勤の手当額  4,154 円
  • 三交代制:深夜勤の手当額  5,122 円
  • 二交代制:夜勤の手当額  11,286 円

体調管理には気を付ける必要がありますが、夜勤専従などで収入アップにつなげる方も多く存在するため検討してみてはいかがでしょうか。

参考:2020年 病院看護実態調査

単発バイトで経験値獲得と収入アップ

最近では、副業を行う方が増え、働き方も多様化していますが、どのような副業を行えばいいか迷われる方も多いでしょう。看護師資格を活かせる副業でも、単発バイトであれば比較的簡単に収入を増やすことができます。そこで、おすすめしたいのが「カイテク」です。

カイテクは面接なし・給与即金の看護単発バイトアプリです。

現在、100,000人以上の介護士、看護師など看護の有資格者が登録

  • 面倒な手続き不要:面接・履歴書なし!
  • 給与は最短当日にGET:アプリで申請・口座に振込!
  • 転職にも利用できる:実際に働いて相性を確認!
  • 専門職としてスキルアップ:様々なサービス種類を経験!

履歴書や面接など、面倒な手間が省け、さまざまな職場で経験を積むことができます。看護師としてのスキルアップを目指せる上、収入も増やすことが可能ですので、ぜひ一度利用されてみてはいかがでしょうか。

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女性社会への対応は必要だが安定雇用を実現!

男性看護師は辞めておけと言われる理由として、他業種との年収差や女性社会での対応に悩むことをお伝えしました。
しかし、看護師を目指す男性は年々増えており、ニーズの高まりを感じます。

看護師は安定した雇用を実現でき、どのような場所でも働けるため、地方への移住などもしやすいというメリットがあります。

収入に関しても、働き方を工夫すれば平均以上を稼ぐことも十分可能ですので、おすすめのキャリアアップ法を実践し、さらなる成長を目指しましょう。

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この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

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