「介護業務の夜勤専従はたくさん稼げるのかな?」夜勤専従は夜勤手当や深夜手当があるため、たくさん稼げるイメージがありますよね。
夜勤専従で効率よく稼ぎたい方にとっては、どれくらい稼げるのかがわかる内容となっていますので、参考にしてください。ぜひ自分に合った夜勤専従の働き方で、稼げるようになってください。
介護福祉士の稼ぎを夜勤専従、正社員、介護施設ごとに確認
介護の夜勤専従は日勤で働くよりも稼ぎの効率がよくなります。なぜなら夜勤専従は、長時間勤務にくわえて夜勤手当が支給されるからです。手厚い給料をもらえるため、稼ぎたいひとにおすすめです。たとえば、施設によっては夜勤専従1回につき3万円以上稼げます。ここでは介護士の夜勤専従と正社員、施設形態ごとの収入相場を見ていきます。
介護の夜勤専従がどれくらい稼げるのか知りたい方や、施設形態ごとの収入額を知りたい方は、ぜひご確認ください。
介護の夜勤専従の収入相場
介護の夜勤専従で勤務した場合の収入は、1回につき3万円支給されるとすると1ヶ月に10日出勤すると30万円です。夜勤専従の平均収入について公的なデータは存在しませんが、1勤務3万円と1ヶ月10日の出勤は現実的な数字になります。月給30万円とすると、年収は360万円です。なお夜勤専従の多くは、パートやアルバイトなどの非正規雇用になります。そのため、一時金はないものとして計算しています。
介護の夜勤専従は、1ヶ月に10日の勤務で30万円稼げるので非常においしいです。
「休みが多く欲しいけどいっぱい稼ぎたい」という方には、夜勤専従をおすすめします。
夜勤がある介護士正社員の収入相場
夜勤がある介護職の正社員は、平均給与額が33万1,080円です。給与額の中には月額給与や手当、賞与などが含まれているため夜勤と日勤を組み合わせた額となります。夜勤をした日は施設によって3,000円~8,000円の夜勤手当や長時間手当、深夜手当がつくため、夜勤専従と変わらず高収入です。年収に換算すると、給与だけでも397万円になり、さらに一時金が支給されるので年収500万円以上の職場もあります。
夜勤をしている介護職員の正社員は、月額給与や夜勤手当、一時金などがあるので高収入です。
介護職で正社員を狙っているひとは、夜勤手当と一時金が多い介護施設を選びましょう。
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査」
介護施設形態ごとの収入相場
介護施設は業態ごとに収入が変わります。施設の形態によって、利用者の要介護度や人数が異なるからです。たとえば、1番平均給与が高いのは介護老人福祉施設(特養)で、平均月収は36万840円となります。次に高いのは介護老人保健施設(老健)で、34万9,850円です。逆に給与が低い施設では、平均月収が20万円を下回る場所もあります。
介護施設は業態ごとに収入が異なるので、よく見極めて職場を決めましょう。月給はもちろんですが、夜勤があるのかどうかや夜勤手当、一時金などを総合的に見て決めることが大切です。
求人や口コミなどで情報収集をすれば、自分の希望する条件の施設が見つかりますよ。
介護の夜勤専従で収入を増やす方法
介護の夜勤専従は、働き方の工夫で稼ぎを増やせます。以下の方法が、夜勤専従でより収入を増やす方法です。
- 夜勤手当が多い施設を選ぶ
- 介護関連の資格を取る
- 夜勤専従を複数の施設でする
- 休日に副業をする
1つずつ解説していきますので、最後までお読みください。
夜勤手当が多い施設を選ぶ
夜勤手当が多い施設を選ぶことは、非常に重要なポイントです。夜勤専従で働いても、夜勤手当が多いか少ないかで収入に大きな差がつきます。夜勤手当は、多くの施設で5,000円~8,000円です。いっぽう少ない施設では3,000円を切る施設もあります。多いところと少ないところで2倍以上夜勤手当に差がありますので、入った後で後悔しないようにしっかりと事前に調べておきましょう。
夜勤手当が多い施設を選ぶことで、より収入を増やすことが可能です。
介護関連の資格を取る
介護職の夜勤専従で高収入を狙いたいのであれば、介護関連の資格を取るのがおすすめです。多くの施設では、資格所有者に資格手当を支給しています。資格があると、応募しても採用されやすくなるメリットもあるので、高収入の施設にも入りやすくなりますよ。介護関連の資格でもとくにおすすめなのは、「介護福祉士」の資格です。
東京都の求人では、介護福祉士の資格があるかないかで夜勤1回の収入が1万円以上違うところもあります。介護福祉士の資格は受験資格を得るまでに、介護業界での実務経験が3年以上必要です。さらに実務者研修も終了する必要があるため、すぐに取れるものではありません。
夜勤専従で年収を上げたいひとは資格取得を目指してみてください。
夜勤専従を複数の施設でする
介護業務の夜勤専従で収入を増やす方法として、複数の介護施設で夜勤専従をするという方法があります。介護業務の夜勤は、多くても1週間に2回までです。職員数によっては2回できない施設もあるでしょう。そこで、夜勤専従を他の施設と掛け持ちして勤務日数を増やす方法があります。たとえば、施設Aで月曜日から火曜日まで夜勤に入り、水曜日から木曜日に施設Bで夜勤するとしましょう。金曜日を休日にし、土曜日から日曜にかけて再び施設Aで夜勤をすれば、1週間に3回夜勤ができます。
体力的にはきついですが、勤務中に仮眠が取れる時間と休憩できる場所がある職場なら、疲労は軽減できます。
夜勤専従を複数の施設で担当すれば、1ヶ所だけの収入よりも1.5倍以上に増やせますよ。
休日に副業をする
介護の仕事を夜勤専従で行うひとは、休日に副業をすることで収入を増やせます。夜勤専従は休日が多いため、まとまった時間が取りやすいのです。まとまった時間に副業をすることで、収入減を増やしてたくさん稼げるようになりますよ。副業は在宅でできるものもありますし、出勤が必要なアルバイト形式のものもあります。最近はクラウドソーシングで在宅や出勤の仕事が多く紹介されていますので、興味本位で覗いてみるのもいいですよ。
介護の仕事を夜勤専従でしているひとは、休日の多さを活かして副業で稼げます。フルタイムの社会人よりも時間があるため、副業に多くのリソースを割いてぜひたくさん稼いでみてください。
介護の夜勤専従は職場と働き方でより多く稼げる
介護の夜勤専従について、収入相場を見てきました。正社員よりも収入は少ないですが、少ない勤務日数で稼げることを考えると、夜勤専従はお得です。以下の内容を紹介してきました。
- 介護の夜勤専従の収入相場
- 夜勤がある介護士正社員の収入相場
- 介護施設形態ごとの収入相場
さらに、介護夜勤でより効率よく収入を増やす方法も紹介してきました。この記事で紹介した方法を参考に、夜勤専従で働いている介護士の方は、収入アップを狙ってみてください。