准看護師は就職できないのか?噂の理由と真偽を解説

「准看護師の資格を取得しても就職できない」という噂を聞いたことはありますか。

なぜ准看護師は就職が難しいと思われているのでしょうか?

一般的に、看護師の認知度が高く、准看護師の認知度は低い傾向にあります。このことが、「准看護師は就職できない」という噂の原因の一つだと考えられます。では、准看護師は本当に就職できないのでしょうか?

今回では、その噂の理由と真偽を徹底的に解説していきます。

目次

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准看護師が就職できないと言われる理由

准看護師が就職できないと言われる理由はどのようなことが考えられるのでしょうか?

ここでは、准看護師が就職できないと言われる理由について解説していきます。

医師や看護師の指示がないと業務にあたれない

准看護師の資格は、看護師資格のように厚生労働大臣が発行した国家資格とは違い、都道府県が発行したものになります。看護師は自らの判断で業務にあたることができますが、准看護師は医師や歯科医師、看護師の指示を受けてから業務にあたることを定義とされているため、自己判断でのケアはできません。

看護計画を立てられない

看護師は、資格取得の過程で看護計画を学びます。ですが、准看護師は医師や看護師の指示を受けて業務にあたることを目的としているため、看護計画の立案や実行、判断力の身につけ方などの教育は受けていないため、看護計画を立てることはできません。

准看護師よりも看護師の求人の方が多い

総合病院や大学病院などでは、准看護師の求人は少ない傾向にあり、看護師資格保有者を求めていることが多くあります。他の医療機関でも、看護師のみの求人は数多く掲載されていますが、准看護師のみでの求人はあまり見かけません。准看護師が働ける医療機関では、求人欄に求める保有資格として、「看護師」「准看護師」と記載されているため、応募しても准看護師よりも看護師の方が有利になり、結果、「准看護師は就職できない」と思われているようです。

准看護師が求められる職場

准看護師は就職することは難しいのでしょうか?

看護師に比べると、就職先の少なさや限定はありますが、准看護師が活躍できる就職先も数多く存在しています。准看護師が求められる職場で多いのは以下になります。

  • 特別養護老人ホーム
  • デイサービス
  • 老人保健施設
  • 児童福祉・身体障害者福祉施設
  • 保育所
  • 訪問看護
  • クリニック
  • 民間企業

近年では、高齢化に伴い、高齢者介護事業での准看護師の就職先は増加傾向にあります。

看護師と比べてしまうと、その就職先は少なく、難しいように感じますが、実際は准看護師の資格を活かし、様々な職場で活躍することができます。

准看護師の資格を取得するメリット

准看護師の資格を取得するメリットはどのようなことがあるのでしょうか?

ここでは、准看護師の祖威嚇を取得するメリットを4つ解説します。

資格取得にかかる時間や費用が抑えられる

准看護師の資格取得費用は看護師の資格取得よりも安く抑えることができます。また、資格取得にかかる期間も、看護師は3年以上、准看護師は2年です。

費用を抑えながら、少しでも早く現場で働きたいと思っている方にとっては、准看護師の資格取得は好条件です。

合格率が高い

准看護師の資格取得試験は、合格率が97%から98%とかなり高く、資格取得しやすくなっています。准看護師の試験は47都道府県で開催されています。試験は毎年2月に行われており、合格発表は3月です。

自分のライフスタイルに合わせて勉強できる

准看護師の資格を受験するには、2年間養成学校に通う必要があります。准看護師養成学校には、朝から夕方までの全日制と午後から夜間での半日制の学校があり、自分のライフスタイルに合わせて通うことができます。

子育てが一段落した主婦の方や、働きながら資格取得を目指している方など、多くの方が勉強しやすい環境が創られています。

准看護師の仕事内容

准看護師は、医師や歯科医師、看護師の支持があれば患者さんへのケアを行うことができます。

具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか?

以下の業務は准看護師が行える業務内容の一部になります。

  • 体温、血圧、脈拍などの測定
  • 点滴静脈内注射の準備、投与
  • 採血、静脈路の確保
  • 入浴やオムツ交換などの身体介護
  • 薬の準備、服薬確認
  • 診療補助

など、看護師と変わらない業務内容になっています。

現場での業務内容は、看護師とほぼ変わりない内容ですが、自己判断での業務遂行や看護計画を立てることができない分、看護師との待遇に差が出ます。

現役准看護師が抱える悩み

高齢社会に伴い、医療機関や介護事業などで、准看護師の需要は高まっている傾向にありますが、現役で働いている准看護師の方には、准看護師だからこその悩みを抱えている方も少なくありません。

ここでは、現役准看護師が抱えてしまいやすい悩みについて解説します。

准看護師ではキャリアアップができない

医療機関では、キャリアアップするためには看護師資格を持ていることが前提になっていることが多くあります。看護主任や看護師長、認定看護師なども、国家資格である看護師資格が必要です。

准看護師は、どんなにキャリアが長く、優秀な看護スキルを持ち合わせていたとしても、キャリアアップすることは難しくなります。

医療機関でのキャリアアップを目指すのであれば、看護師資格を取得することが必要になります。

看護師の指示を待たなくてはいけない

准看護師は、医師や看護師の指示がないと、自己判断での業務はできません。

信頼関係を築いた患者さんから、治療や介助についての要望を聞いたとしても、自己判断で対応することはできまん。
そのため、仕事に対してのやりにくさを感じることがあります。

看護師との給与の差

看護師と准看護師は、ほとんど同じような業務を行います。ですが、看護師と准看護師とでは年収に差があり、不公平に感じてしまうことがあります。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、正看護師の年収は約508万1300円となっており、准看護師の年収は約418万1700円となっています。

看護師と准看護師とでは、年収に約90万円の差があることになります。

参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

看護師は准看護師よりも責任の重い仕事を任されることが多く、また、自己判断での看護業務ができること、看護計画を立案することができるという点では、看護師と准看護師との年収に差があることは仕方のないことです。

看護師を対象としたセミナーでは参加できない

スキルアップを図るため、セミナーなどへは積極的に参加したいと希望している准看護師の方は多くおられます。ですが、看護師を対象としているセミナーへは准看護師の参加はできないところがあります。

医療は日々進歩しています。新しい知識や技術の取得を希望していても、セミナーに参加できなければ、その習得は難しくなってしまいます。

看護師と同様に患者さんへのケアにあたっている准看護師にとって、セミナーに参加できないのは大きなマイナス点と感じてしまいます。

准看護師が活躍できる職場を探す

准看護師がキャリアアップするためには、看護師の資格を取得することが望ましくはありますが、小さい子供がおられる方や親族の介護をされている方、何らかの事情で看護師資格を取得することは難しい方もおられます。

准看護師の仕事は医療機関はじめ、介護施設、福祉施設、民間企業など様々な職種で就職することが可能です。現在の就業先がしんどいと感じている場合、他の職種への転職を検討することも大切です。

今まで医療機関でしか勤務したことがなく、介護施設などでの勤務は不安と思われている方は、介護看護単発バイトアプリ「カイテク」などを利用することをおすすめします。

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この記事を書いた人

Iharaのアバター Ihara 運営者

15社以上のオウンドメディア・コンテンツの企画・戦略設計の経験を持つマーケティングアナリスト。大学在籍時に中小企業診断士一次試験突破。ASO・SEOを中心に活動しており、アプリ・インフルエンサーマーケティングにも精通がある。
介護・看護職のための単発バイトメディア「カイテク・メディア」の編集長。
介護・看護職のよりどころ「ケアマガジン」の運営者。

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